「誰も農業を知らない」
有坪民雄氏著の『誰も農業を知らない』(原書房)を読んでから、
この言葉を常に頭において情報収集や話をするようになった。
”農業”と一口にいっても、”製造業”と同じくらい、いやそれ以上に
幅を持っている言葉だということを意識している人はどのくらいいるのだろうか。
農業について学ぶには、その語り手さんのバックグラウンドを念頭に置くことが大切だ。
農家によって作っている作物は違えば、環境も違う。規模だってもちろん様々だし、それぞれが経営者として持っている思想もある。
農業とはこうあるべき、などと正しく語れる人はいないと私は信じている。
だって、農業の多様性すべてを理解してまとめられる人なんて誰もいないだろうから。
(もしいるならぜひ話を聞いてみたい。短めだと助かります)
私がこの場でお届けする情報についても、
ものすごく個人的なフィルターがかかった偏ったものになると思う。
けれど、それでいいと思うし、この多様性こそが農業の魅力なのだ。
終わりに、私の立ち位置や輪郭について簡単に書いておく。
・お世話する作物:野菜や果物 メインは果物
・土地:雪には悩まされない温暖な気候(のはず) 5反くらいで耕作
・働き方の理想:好きなときに休みたい
行きたいときにある程度どこへでも出かけられる営農体系が理想
早起き?苦手です
・出荷先:主に地域のJA
・機械との付き合い方:便利なものだし使うけど、いじるのが好きというわけではない
・栽培思想:植物にがんばってもらう
・収入:販売額1000万円達しません お給料は月10万円くらい
情けないスタンスかもしれないが、この仕事が好きだし、できるだけ長く生き残りたいと思っているので、見守っていただけると嬉しい。
よろしくお願いします◎