こんにちは、すいです。
今日も農作業おつかれさまです。
令和5年6月30日にオープンした、北海道ボールパークFビレッジ内のKUBOTA AGRI FRONT。縁良く施設見学に参加する機会がありましたので、体験談をレポートしていこうと思います。
MENU1.KUBOTA AGRI FRONTとは?施設見学するには
MENU2.施設見学のスケジュール
MENU3.個人的にためになったところ、残念だったところ
MENU4.まとめ
なお、施設見学時の写真撮影、動画撮影はNGでした。
MENU1.KUBOTA AGRI FRONTとは?施設見学するには
プロ野球日本ハムファイターズの新本拠地であるエスコンフィールドHOKKAIDOは、周辺エリアの施設も充実しています。一帯を北海道ボールパークFビレッジと名付け、野球観戦だけじゃないお楽しみを提供しているようです。その中でも気になっていたのが、農機メーカー・クボタによる農業学習施設があるらしい…ということ。
農業がおべんきょうできる!しかも新しい!それがKUBOTA AGRI FRONTです。
公式サイトのHPによると、コンセプトは
『農業にたずさわる人、技術を開発する人、
食を届ける人、提供する人、そして食べる人。
こどもからおとなまで、あらゆる人が、“食と農業”に向き合い、
未来のためにできることをともに学び、考える場所をめざします。』
公式サイトより
だそうです。
食は、確かに農家だけでなく人類共通の大切なことなのですよね。多くの人が当事者意識をもって農業について考えてもらえることは農家としてもありがたいです。
そんな施設KUBOTA AGRI FRONTに、農家が潜入して参りました。
施設見学したい方は、令和5年8月現在は団体(20名以上)以外の方は当日施設での予約となるようです。夏休みなどで混みあいそうな場合は、朝早い時間に行けば、見学時間を選択しやすいのではないでしょうか。
入場には2種類のチケットがあるのですが、今回は30分のツアープログラム:AGRI FRONTコース(入場料一人100円)に参加してきました。
こちらでは農業経営シミュレーションゲーム「AGRI QUEST」の体験を含みませんが、約30分という時間で気軽に参加しやすいと思います。また開催も30分ごとに行われていて、予約も取りやすいです。
もう1つのツアープログラム:AGRI QUESTコース(小学4年生以上一人300円、80分)は訪問当日11時と14時開始の2回しか開催がなく、私は参加断念でした。😢
野球観てたからね…仕方ないね。
行ってみたからにはぜひ施設見学はしてほしいところですが、
建物内にカフェが併設されていたり、お庭もきれいだったりとふらっと立ち寄るのも悪くないですね。
MENU2.施設見学のスケジュール
ここではAGRI FRONTコースについてご紹介です。
開始時間10分前に入場口前に集合してから、30分かけて施設見学をしていきますよ。
エリアごとに複数のスタッフさんが案内してくれます。
おおざっぱなスケジュールです。
・農業の課題について見学(7分)
・シアター鑑賞(5分)
・テクノロジーの見学(5分)
・圃場や工場の見学(8分)
・クボタからの提案(5分)
体感時間ですが、ざっとこんな感じでした。
短い時間でかなり内容が盛りだくさんで、好きな人は何周かしても楽しめると思います。
展示物もミニチュアを交えながら視覚的にわかりやすく作ってあったので、もう少し丁寧に見たかったなというのが正直なところ^^
また圃場見学では実際にアスパラガス、トマト、いちごが栽培されているところを見に行けます。お金をかけた制御装置やきれいな部品たちにほれぼれ…なのは農家ならではの楽しみ方ですが、まだ始まったばかりのこの作物たちが今後どのように育っていくのかも楽しみなところです。
特に、アスパラガスは数年かけて栽培していくものなので、1年後などに来てみるとまた違った発見や進化があるはずです。
ぜひいろんなデータを取って、それをさらに企業発展に役立ててほしいものです。
ちなみに、AGRI QUESTの参加はしていないので中身は不明ですが、
栽培する作物を選ぶところから、栽培方法や使う機械まで各々が選択し、それによって経営のシミュレーションを行っていくようです。
天候など運に左右されるところをどこまでゲームに盛り込んでいるのか気になりますね。
農家もびっくりなアイディアが子供たちから出てくる可能性を思うとわくわくしますー^^
以上、施設見学スケジュールでした。クボタが食と農に関するどのような問題提起を行い、それに対してどのような答えのアイディアを提案するのか?は施設見学で体感してみてくださいね。
MENU3.個人的にためになったところ、残念だったところ
魅力的だったのは、オープンしたてのきれいな環境制御ハウスに入って、最新の機器を見学できたことでしょうか。
クボタというとトラクターのイメージが強かったのですが、トマト栽培用の培土フィルムや水耕栽培のプラントまで手掛けているのは知りませんでした。あとは、やはりきれいな圃場を見ると自分もきれいにしないとな、と刺激を受けます^^
制御装置などはすぐに導入できるわけではないけど、作物の上にトルシー(害虫捕獲粘着紙)がぶらさがっていたりと、取り入れやすいアイディアはやはりあるものです。実は、このようなハウスをまじまじと見学することって難しい場合もありまして。技術の外部流出を防ぐために、見せたがらない農家さんは少なくありません。ここなら、写真撮影はできませんが思う存分まじまじできます。
どこまで専門的に答えてくれるかはわかりませんが、スタッフさんが常についてくれているので、気になった部分を質問することもできます。
残念だったのは、リーフレタスの閉鎖型植物工場が、外側しかうかがい知れなかったことですね。もちろん、日長時間も制御しているので開け放すことは難しいと思うのですが、せめて内部の様子をカメラなどで見学できたらよかったなぁ。
あとは、内容がもりだくさんで若干詰め込みすぎ感はありました。その分、小さい子たちが飽きずに見学することを可能にしている気はします。
MENU4.まとめ
今回はKUBOTA AGRI FRONTの施設見学についてご紹介してきました。
私は目の保養になって満足!そして、走り出したばかりのこの施設が今後どのように育っていくのか楽しみです。
地元の児童、学生さんの社会科見学にはぴったりだと思うし(できるなら毎年でも行ってほしいくらい)、この地をショールームとして商談をしていく場にもなるのかなと思います。
農家も新たな刺激が受けられる内容ですし、一般消費者さんも消費者だからできることがあるという点を学んでいってもらえたらいいなぁと思います。(クボタの目指すものと合致しているかは分かりませんが)
野球観戦のついでにでものぞいてみてはいかがでしょうか。
たくさんの人に愛される施設に育っていけますように。
最後までお読みいただきありがとうございました◎