こんにちは、すいです。
今日も農作業おつかれさまです。
労働保険の更新時期です。6月1日~7月10日が申告期間です。
毎年5月終わりくらいに案内の書類が郵送されてくるのですが、5月だと「まだ先かぁ~」としまい込み、次に発見したときは期限間近ということが珍しくありません。(今年もそうでした)
我が家は労災保険のみに加入しており手続きもかなり簡潔に済むのですが、それでも1年に1度だと忘れてしまうことも多いので、今年は備忘録をとっておくことにしました。電子申告にも慣れてきて、今年は発起してから1時間半ほどで手続を完了しました。
善は急げ!ということで一緒にやっていきましょう。
MENU.1 事前準備
準備が1番大変です。1つずつクリアしていきましょう。
◇やることリスト◇
①マイナンバーカードと電子証明書を取得
②e-Gov電子アプリケーションを取得・アカウントを登録
③カードリーダーの用意(マイナンバーカード用)
④昨年に支払った賃金等の集計
⑤労働局から届いた書類の整理、変更点の確認
①と②については色々なところで手続き方法を教えてくれているので、そちらを確認してやってみてください。e-Govのページでは長々と説明をしてくれるのですが、とにかくアプリをインストールしてアカウントを取ってログインできるようになればOKです。
トップページから利用準備のページを開き、1番下までスクロールすると
ようやくアプリインストールの青いバーが現れるので、ここからe-GovアプリをPCにインストールし、アカウントを作成しましょう。はじめて使ったとき、この青いボタンにたどりつくのが個人的に大変だった…。ページの上部にはじめて使う人はこっちを見てね、という案内があるのですが、あれのせいでこの下部までたどりつけなかった思い出があります。
③のカードリーダーについては、機種によってはスマートフォンのNFC機能で代替できるのですが、いろいろ設定がややこしかったりうまく使えなかったので、私はアナログなICカードリーダーを導入しました。
ICカードリーダー https://amzn.asia/d/6G4Zmhr
これがあれば給与支払報告や確定申告の署名付与でも使えるので重宝しております。機能がシンプルなものも未だ現代には必要だと思います。
④では各々の昨年の記録を引っ張り出してきて、郵送資料の中の”××年度 確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表”なるA3の白い紙に転記してまとめておくのがいいと思います。労災保険だけなら3⃣臨時労働者のところで何月に何人いて、いくら払ったかが把握できているといいです。合計金額と9⃣欄人数÷12の数字は記入が必要なので、先に計算しておくと楽ですよ。
ちなみに、農業は労働保険のうちで二元適用事業に該当するそうです。一元?二元?と聞かれたら二元と応えます。
⑤最後に、今年からの変更点がないかを確認しましょう。労災保険のみの農業事業をしている我が家では変更範囲外でしたが、令和5年度の年度更新では前期と後期で保険料率が変わるという大事な部分の変更がされております。もし資料を読んで自信がないやーという方は、窓口で手続きする・電子申告をあきらめる勇気も必要かなと思います。
ここまで来て、いけるかも!という方はこのままお家で更新作業を済ませましょう。赤い枠線の複写式の申告書も電子申告で使うので、お手元にご用意くださいませ。
MENU.2 申告書作成・提出
準備は完了したでしょうか。ここまでこれた貴方!あと少しですよー。
申告書作成本番は、つまずかなければ30分足らずで終わります。そのための準備なのです。
まずは、申告書入力までの流れです。
e-Govアプリケーション起動、ログイン
↓
手続検索から「労働保険年度更新申告 二元適用事業 労災保険」で検索
↓
該当項目をブックマークし、申請書入力へをクリック
※ブックマークしておくと、来年からは手続ブックマークから入れます
↓
労働保険番号とアクセスコードを入力
※赤い枠線の申告書を参照(様式第6号)
労働保険番号は記載場所がわかると思います。枝番号まで含めた14桁の数字です。
アクセスコードが分かりにくいのですが、申告書右上の辺り、「あて先 ○○労働局」の右にある数字とアルファベットが混じった8桁のコードです。この説明でわからなかったら『令和5年度労働保険年度更新 申告書の書き方』の7Pに書いてあります。
この2つの情報で個別認証し、いよいよ申告書の入力です。黄色い画面になっているところが、こちらで変更・入力ができる部分です。
◇入力するところ◇
・日付
・(4)常時使用労働者数(集計表参照)
・(8)ロとへ (集計表参照、端数は切り捨て)
・(12)ロ (概算なので、事業規模が変わらなければ昨年の確定金額を踏襲しておけば問題なしです)
・(26)イ労災保険にチェック
一通り入力したら、申告書の下部に現れた『必要項目入力後、チェックしてください』をチェックすれば残りの箇所は自動計算してくれます。エラーが出なければ先に進めます。
今年私がつまづいたのが、(8)(12)欄の(イ)と(ロ)を両方入力してしまったところです。よく説明を読めばきちんと書いてあるのですが、中々エラー指示の意味が読み取れず、チェックマークが外れっぱなしでした😢(ロ)だけ入力しましょう。
さて、申告書の入力が完了しました。慎重にいきたい方は、『申告書の書き方』47Pにチェックリストがありますので、一度確認してから進んでもよいと思います。提出手続きにいきます。
マイナンバーカードをカードリーダーに差した状態でページ一番下の”内容を確認”ボタンをクリック(マイナンバーカードが認識された状態でないと、先に進めません。)
↓
マイナンバーを使用しますか?→はい で対応
↓
PINコード=マイナンバーカード電子証明書の署名用電子証明書用暗証番号を入力
※PINコードって何ぞやって感じですが、マイナンバーカードを市区町村の窓口で受け取った際に設定した、半角の6文字から16文字英数字が混在したもの、です。言葉をかえないで~(´;ω;`)
↓
申告書提出
この辺りもつまずきやすいですね。もう少しわかりやすくなると、導入がさらに進むんじゃないかなと思います。改善に期待です。
MENU.3 電子納付
保険料の納付までが手続きなので、電子納付もやっていきましょう。もうひとふんばりです。
e-Govログイン後の画面からメッセージタブをクリック
↓
”保険料の電子納付に関するお知らせ”を確認し、納付番号、確認番号、期間番号、金額を控える
↓
申請案件一覧タブをクリック
↓
今年申請分の到達番号のところをクリックし、納付情報欄にある電子納付ボタンをクリック
↓
各々ネット銀行にて必要事項を入力の上、電子納付
問題なければ”保険料納付完了のお知らせ”がメッセージ欄に後ほど届きます。
終わりに
いやーお疲れさまでしたー!
労働局で内容を確認し、修正箇所の指摘があれば後日通知が来ますので、この後もたまーにe-Govにログインして見守っておくと安心です。まとめてみると多少長くなってしまいましたが、次年度はさらにタイム更新が目指せそうです。
労災保険のみの二元適用事業という少し特殊なパターンではありますが、つまづきやすいポイントは踏まえたつもりなので、どなたかの参考になれば幸いです。詳しく正確に知りたい方は公式の方に細かに書いてありますので、そちらとにらめっこしながらがんばってください。
最後までお読みいただきありがとうございました◎